2018年3月20日火曜日

デジタルケーブルのリフレッシュ


今回のスタジオリニューアルで、
デジタルケーブル周りをリフレッシュしました。

スタビーのスタジオのデジタル機器は
基本、「AES」の規格で統一していますので
気になるAESのケーブルをいろいろ取り寄せ、
比較検討しながらセレクトしました。


最終的にピックアップしたのは、
このイギリス製のdCSのケーブルでした。

このケーブルは、素材うんぬんよりも、
「設計思想」が素晴らしく、「これでもか!」ってくらいに、
徹底的にシールド処理されています。

じつに、4重構造(!)、笑。

これまで、こんなに凝ったケーブルを見たことがありません。。。

また、使ってみると、デジタルケーブルにおいて、
シールドの構造・処理がいかに大切かがわかります。

音の方ですが、ハイエンドとローエンドの質感とオープンさ、
中域の密度や質感、押し出し感、全体のバランスなどをチェックしました。

結果、dCSはトータルで自分の好みで即決でした。
この辺は、老舗・一流ブランドの底力を感じますね。

ちなみに、アナログの音声ケーブルは、
以前、徹底的に選別してありますので
そのままです。

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スタビーマスタリング
東京・二子玉川
http://www.stubbierecords.com/mastering/

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2018年3月5日月曜日

スタビーマスタリング リニューアル・オープン

このたび、スタビーマスタリングは、
スタジオを世田谷区・二子玉川に移転し、
ホームページもリニューアル・オープンしました。

http://www.stubbierecords.com/mastering/


じつは、昨年の秋には、ホームページは完成していたのですが、
さらに、突き詰めておきたい箇所がいくつかあり、
ようやく、納得のバランスになりましたので、
満を持して、オープンすることにしました。

今回のリニューアルは、スタジオ部屋の設計からとりかかり、
モニター環境も一新、そして、機材システムや
電源・アースなども徹底的にリファインしました。

また、今回から「立会い」でのマスタリングもスタートします。



「初割」と言って、初めてのお客さまに限り、
スタジオ使用料がかからず、立会いができる割引サービスも有りますので
ぜひ活用していただけたらと思っています。

また、
若い才能、つまりは未来の音をサポートするべく
「学割」制度を設けました。
バンドやユニットのメンバーにひとりでも
学生の方がいらっしゃれば適応されます。


新しい音楽やミュージシャンとの出会いを
楽しみにしています。



今回のホームページのリニューアルに関して、
以下の3人の友人たちに手伝ってもらいました。(感謝!)

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江森丈晃氏(tone twilight)
写真撮影と編集、ロゴのデザインをお願いしました。
http://www.tonetwilight.com/

黒木俊介氏(Dritt Drittel)
WEBのデザインとコーディングをお願いしました。
http://www.drittdrittel.com/

坂下さん(元デクーニング)
WEB構築の専門的な部分の調整をお願いしました。

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また、スタジオの施工は、
鎌倉の工房「アトリエ2F」の山田さんにお願いしました。
https://www.facebook.com/atelier2f.kamakura/


最近は、50年代の真空管ラジオを再生用スピーカーとして導入したことで
レコード盤を購入する機会がとても増えました。

友人たちとレコ屋に行ったり、
ネットでレコード探索している時間がとても楽しいです♪



このブログでは、スタジオの近況だけでなく、
入手したレコード盤の紹介なども
やっていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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スタビーマスタリング
http://www.stubbierecords.com/mastering/

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2018年3月1日木曜日

アースにご用心

音のエネルギーの源となる「電源」。

スタジオのリニューアルにあたり、
その電源を改善するため、「200V」の電源を引き、
「アース」にきちんと落とすことにしました。



これまで、ぼんやりしか「アース」ついての知識が無かった自分ですが
今回、いろんなテストを進めながら、ケーブルのシールド処理やアースの
的確な落とし方、そして、音に与える影響や重要性がわかってきました。

まずは、アースは、電気工事業者に依頼して、
200Vを引いてもらった際に、アースも落としてもらいました。

スタビーマスタリングは、マンションの地下室になりますが、
近くに小さい川が流れていることもあり、
地中深くが水分を含んでいるためか、
マンションの土台として打ち込まれた鉄骨から
とても良質なアースに落とすことができました。

その後、機材を1台づつ接続しながら、
電源アースがきちんと落ちているかチェックしたあと、
音声のラインケーブルに起因する
グランドループが無いか、チェックしました。

チェックの仕方は、まず、機材の電源を入れ、
アースとシャーシに流れる電流の測定します。
そして、音を通していない状態で、ヘッドホンをMAXにして、
唸るようなノイズ成分は無いかどうかチェックします。
これを1台ずつやります。

(アースがきちんと取れていると「スーーー」っという
静寂を感じるホワイトノイズがうっすら聴こえます。
もし、そうでないノイズが発生したら、
その機材のアースの引き方を再度チェックしていきます。)

全ての機材のチェックが終わったら、
次に最終的なセッティングに機材を接続して
トータルでチェックしていきます。

結果、アースに起因するノイズが激減し、
とてもフレッシュな音になりました。


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スタビーマスタリング
http://www.stubbierecords.com/mastering/

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